2024年、音楽ユニット「ツユ」はメンバーである「ぷす」氏の殺人未遂での逮捕をきっかけに活動停止となり、さらに全楽曲を削除するという衝撃的な決断を発表しましたね。
「ツユ」のぷす氏が殺人未遂とは、一体何をしたのでしょうか。
本記事では、ぷす氏の逮捕から全楽曲削除に至るまでの経緯とその影響、そして今後の展望について詳しく解説します。
音楽ユニット「ツユ」とは？魅力とこれまでの実績
「ツユ」は2019年に結成された日本の音楽ユニットで、独特の歌詞とサウンドで若者を中心に人気を博しました。
ユニットは匿名で活動しており、音楽そのものの魅力で評価されてきました。
メンバー構成
引用：ツユXアカウント
- 礼衣（れい）: ボーカル。繊細で感情的な歌声が特徴。
- ぷす: ギター・作詞・作曲担当。ユニットの楽曲制作の中心人物。
- miro: キーボードとサウンドクリエイトを担当。
- AzyuN: プロデュースサポートを担当。
代表曲とその人気
「くらべられっ子」や「さよならなら、言える」など、心の内面を描く歌詞が多くの共感を呼びました。
特に、YouTubeで公開されたミュージックビデオは視聴回数が数百万回を超え、若い世代を中心に高い支持を受けました。
「ツユ」のぷすは殺人未遂で何をした？
2024年5月、ぷす氏は交際相手の10代女性を包丁で刺し、殺人未遂容疑で逮捕されました。
逮捕時の状況
事件は東京都中野区の自宅マンションで発生。
ぷす氏は精神的な不調を訴え、幻聴や被害妄想を抱えていたとされています。被害者である女性は重傷を負ったものの命に別状はありませんでした。
不起訴処分の理由
その後、ぷす氏は精神鑑定を受け、「心神喪失状態」であったと判断され、不起訴処分となりました。
被害者自身も裁判を望まない意向を示したことが、この判断に影響を与えました。
「ツユ」の楽曲全削除の背景：公式発表に至るまでの経緯
ぷす氏の事件を受け、「ツユ」は活動停止を発表しましたが、楽曲削除に関する方針は当初曖昧なものでした。
当初の声明
事件後の2024年6月、メンバーは公式X（旧Twitter）で「活動停止」を表明したものの、楽曲はそのまま公開されていました。
また、2024年11月25日には「作品に罪はない」という趣旨の発表が行われました。
削除決定の理由
引用：ツユのXアカウント
翌日、11月26日には一転して「全楽曲削除」が発表されました。
公式声明では「皆様からのご指摘を真摯に受け止めた結果」と説明されています。ファンや業界からの倫理的な視点での批判が影響したと見られます。
「ツユ」ぷす氏の殺人未遂事件が与えた影響
楽曲削除の広がり
ぷす氏が関与した楽曲は、音楽配信サービスやゲームからも削除されています。
引用：KONAMI
たとえば、KONAMIの音楽ゲーム『beatmania IIDX』や『プロジェクトセカイ』でも「ツユ」の楽曲が利用停止となりました。
ファンと業界の反応
多くのファンは、作品が失われることに対して悲しみの声を上げています。一方で、アーティストと作品の切り離しが困難であるという倫理的な課題も浮き彫りになりました。
「ツユ」ぷす氏の殺人未遂事件からの今後は？
ぷす氏の再出発
釈放後、ぷす氏は「趣味として音楽を続けたい」と発言しており、新しい活動に挑む可能性を示唆しています。
ただし、表舞台に復帰するのは難しい状況です。
「ツユ」の遺産と記憶
削除予定日は2024年12月31日ですが、ファンの間では「ツユ」の楽曲がもたらした文化的意義を保存しようとする動きも見られます。
まとめ
ぷす氏の逮捕から楽曲削除まで、「ツユ」をめぐる騒動は音楽業界に深い影響を与えました。
この事件は、アーティストの倫理観や作品の取り扱いに関する新たな議論を呼び起こしています。
「ツユ」の楽曲は削除されるものの、そのメッセージや影響は消えることなく、多くの人の記憶に残り続けるでしょう。
